親子で一緒に楽しみながら考えるマネー入門です。

貯金や学習など、夢や目標に近づくヒントをお届けします。

【マンガ】お金ってなんだろう?

マニー

うん。

だって、カードとカードの交換だと、相手が欲しいカードをあげられないとだめって言われちゃうかもしれないよ。

でも、お店で売っているカードは500円って書いてあったら500円払えばいいよね。500円というお金さえあれば、だれでも買うことができるんだ。

ゆうた

たしかにカードはもしも相手がほしいカードじゃなかったら、交換してもらえないかもしれない…

マニー

そうそう。あとは、ものを買う時だけじゃなくて、人になにかをしてもらった時にもお金のやりとりがあるよ。

たとえば、美容院。髪を切ってもらってかっこよくしてもらうのは物を買うわけじゃないけど、美容院でお金を払うよね。

ゆうた

たしかにそうかも!

マニー

人に何かをしてもらう(=サービス)ことにお金を払うのも、いくらって決まっているから払うことができるけど、もしお金じゃなくてプレゼントで御礼する仕組みだったら、そのプレゼントが気に入ってもらえないと髪を切ってもらえないかもしれない。

 

あとはゆうたくんが好きなゲームも、そのゲームを作ってくれている人がいるよね。ゲームが売れたお金から、その人たちにお給料としてお金が払われているよ。

 

ゆうた

見えないところで、ゲームを作ってくれた人にもちゃんとお金を渡せてるってことだね!

マニー

あとはゆうたくんが普段使っている道路も、実はぼくたちのお金が関係してるんだ。

ゆうた

道路も?!ぼく、道路につかっていいよってだれかにお金渡したことないけど…。

マニー

お買い物をするとき、消費税っていう税金がかかっているのは知っているかな?

その消費税の一部は、道路をきれいにするのに使われていたりするんだよ

ゆうた

そうなんだ。ほしいものを買う時にだけお金は使われているものだと思っていたけど、そうじゃないんだね!

マニー

国がちがうとお金の価値はかわってしまうんだけど、日本でいま使われているお金は日本中ならどこでも同じ価値。

1円は1円、5円は5円、100円は100円とだれにとっても価値はいっしょだよね。

そこでお金というツールを使って、見えるところでも、見えないところでもいろんなやりとりがうまれているんだ。

ゆうた

お金ってすごい!便利だね。見えるとこだけじゃなくて、いろいろなところでお金が動いているんだなあ…。

解説

お花がほしければお花代、本が欲しければ本代といように、ほしいものがあればお店屋さんでそのお金を払いますよね。そのようにものに対してお金を払うこともあれば、美容院や習い事など、誰かが自分に何かをしてくれるサービスに対してお金を払うこともあります。それぞれいくらと金額が決まっていることによって、私たちはそのお金を払えばだれでもほしいものを買うことができるし、好きなサービスを受けることができます。
もしもお金がなかったら、それぞれの価値をはかる基準がなく、自分が持っているものやできることでしか何かを得ることができず、人によって得られるものと、得られないものがでてきてしまいますよね。
そして、お金のやりとりは目に見えるところだけではなく、目に見えないところでも行われています。みなさんが普段払っているお金はめぐりめぐって道路に使われていたり、お店屋さんで働く人やゲームを作っている人のお給料になっていたり、自分が直接なにかにお金を払うことがなくても、なにかや誰かのためにお金が使われています。
日本では、「円」という単位のお金というツールを使い、いろいろなところでお金が動いているのです。こういったお金がめぐることをを経済といったりもします。
「お金の教科書」では、お金の歴史やおうちでのお金、自分のお金のやりくり、社会のお金など、さまざまな視点からお金について触れていきます。
マニーと一緒に、楽しみながら学んでいきましょう!
文章:横川 楓

Copyright © 2022 お金の教科書. All Rights Reserved.