親子で一緒に楽しみながら考えるマネー入門です。

貯金や学習など、夢や目標に近づくヒントをお届けします。

お金教育、まず伝えたいことは?

お金の教育って何から始めるの?

子どもにお金の教育をしようと思っても、まず何から始めたらいいのかと思っている人も多いのではないでしょうか。お金の大切さを子どもたちに理解してもらうためにも最初に教えておきたいことが、お金がどこから入ってくるのか?ということです。

おこづかいという形でお子さんにお金を渡していたり、キャッシュレス決済を持たせて自由に使わせている方もいたり、さまざまな形で子どもにお金を使わせる機会があるかと思いますが、日頃親からもらって使っているお金がどうやって手に入ったものなのかというのは、なかなか知る機会がありません。


「もらえるお金が違う」ことを伝えることも重要!

子どもたちに無駄遣いせずにお金を大切に使ってもらう上で、自分たちに渡されているお金は「親が働いて手に入れたお金である」ということを、まず教えてあげましょう。また、その上で仕事によってもらえるお金が違うということも説明しておきたいところ。お父さんとお母さんでも持っているお金がまったく同じというわけではなく、それぞれのお仕事やライフスタイルでも入ってくるお金は変わります。

また、小学生くらいになると、お友達同士でおでかけする機会もあるはず。人によって持っているお金が違うということが理解できれば、お友達同士でも持っているお金が違うということも理解でき、お友達間のお金のトラブルも防ぐことができるはず。みんなそれぞれ持っているお金が違うという視点も、早いうちに理解させてあげるといいでしょう。

プロフィール
横川 楓
1990年生まれ。経営学修士(MBA)、ファイナンシャルプランナー(AFP)などを取得し、現在は「やさしいお金の専門家/金融教育活動家」として活動。
「誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーにお金の知識を啓蒙、金融教育の普及に取り組んでいる。2022年1月には一般社団法人金融教育推進協会を設立し、代表理事となる。
マネーコンテンツ制作やアドバイザー、セミナー講師、雑誌・WEB・テレビなどメディア出演多数。著書に『ミレニアル世代のお金のリアル』(フォレスト出版)。

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